金兵衛のブログ

大分のこと色々綴っていきます

GW特別企画 お墓探索

お松(仮)の編

おっす!おらあ金兵衛。

前夜の予告では「若き武将、田原親貫の反乱!」っちゅうのをやるっていったけんど、せっかくのごーるでんうぇーくなんで、ここは田原氏一族の墓めいり(参り)でもすっかっちゅうわけで、急きょ内容を変更するこつにした。

田原家第12代当主田原親宏(たわら・ちかひろ)には二人の娘がいたっちゅうことは前にも書いたけんど、長女の方はなめえ(名前)が記録に残ってねえ。

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長女は、今の宮崎県串間市にある西林院っつうところに埋葬されてるっちゅうんで、福岡市から車で出かけることにしたんだよな。

なめえがねえとかきづれえ(名前がないと書きづらい)んで、ヒントはねえかって色々サイトで調べてみると、「串間市文化財」っちゅうサイトで、秋月種実(あきづき・たねざね)の正室・青松院の墓標っちゅう文字を見っけたんだよな。

おそらく生前のなめえは、「松」がついてたんじゃねえだろうか、推理してみっと、妹の名前は「お靏(おつる)」っていうし、鶴と松ってなんかしっくりするよな。姉が松で、妹は鶴。花札にも松と鶴が一緒になった札もあっし(w)

しかも生まれは国東半島の国東郷の海岸べた辺りだったろうから、松林も近くにあったんじゃねえだろうか。そんでここでは、長女の名前を「お松」ってことにしようと思うんだ。違ってたら申し訳ねえけんど、まあゆるしちくりぃ。なんか問題あったら言ってくれ。

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さっそく、行ってみっかぁ!

4月28日金曜日、朝早く出発するはずが、前夜飲み会があって、二次会も参加し、ちと飲みすぎたんで、福岡市を出発したのは、昼過ぎになっちまった。

行程は300km以上ある。ナビにまかせて、福岡市都市高速、九州自動車道宮崎自動車道と乗り継いで、都城ICで高速を降りたんだけんど、ものすげぇ疲れたぞ。

目的地の西林院につく頃にゃあ日が暮れて真っ暗になっちまったらいやだなぁと思いながら、車を南へ南へと走らせたんだよな。

時計の針が16:00を指したが、まだまだ南国宮崎は明るかった。しかも超暑い。山越えの途中で鹿児島県志布志市を通過とナビが表示した。それにしてもせめえ道が続く、なんとか16:30頃、目的地付近に到着した。さあってと、西林院はどこだぁ?ナビはJR日向北方駅付近の道もねえや山ん中が目的地だと示してる。

どうやって行けばええんだ。とりあえず、線路沿いにあったセブンイレブンに車を止めて、セブンカフェで一息ついた。

スマホで位置を確認すっと、セブンイレブンの裏山が西林院らしい。そこで、車をセブンイレブンの駐車場に置かせてもらって、歩いて西林院を目指すことにした。

倒木で道が塞がれていたけんど、それをかいくぐって、ほせえ(細い)道を用水路伝いに歩いて行った。しばらくすっと、左に石段が見えてきた。どうやらその先は神社があるようで、手前に鳥居が?

ここじゃねえなぁ。さらに歩いていくと、道の左側に竹藪ん中に続いてる細道があった。この坂道を行くとありそうな雰囲気だな!まだ陽は落ちてねえし、薄ぐれえ(暗い)けんどその竹藪の坂道を登っていった。

結構な坂道だった。しかも落ち葉なんかで滑りやすい。竹藪を抜けると、ちょっとした広場になっていた。その広場の横にお寺があった。どうやらこれが西林院だな。

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臨済宗相国寺派・西林院、2018/4/28撮影

おお、やっと着いたぜ。っちゅうか、逆方向から来れば車でもこれるんじゃねーか。南側からは車が通れるほど広い道が続いてた。

おらあ北側の竹藪ん中通ってきたんで、ちと損した気分だ。寺の左は墓地になっていて、一番左端に3つの石塔を見つけた。どうもこれが秋月氏の墓らしいな。

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墓の説明があるんで、のせてみっぞ。この説明だと向かって左側が「お松」の墓ってことになるな。残念ながら石塔には何の文字も刻まれちゃあなかった。

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だれかが、石塔におかし(じゃがりこ)を載せてやがる。国東で生まれた「お松」がそこに眠ってた。反対側に夫の秋月種実、間に五男の秋月種守。お参りにきてくれるひとも多いのだろう。三つの石塔は、石の囲いで覆われていある。その後ろにも墓標がならんでいる。重臣たちの墓だろうか。

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ちゅうわけで、GWスペシャル田原家の墓参り・お松の巻はこれでおわりだ。

次回GWスペシャル、田原親宏の巻をたのしみにまっててくれ。

次もぜってい見てくれよな。